
嫌われ女と好まれ女
よく相談する女性は好感度が高いって本当?!「相談」の意外な効果とは
『相談する』というコミュニケーションスキルは、まわりに対する好感度を上げるのに効果的でありながらも、意外と見落とされてしまいがちです。よく相談する女性は男性人気も高い上に、友達や職場の人たちからも好感を持たれます。
また相談するという方法は、他の会話技術のように難易度が高くありませんので、誰にとっても取り入れやすいというメリットもあります。
あれもこれも気にしてしまう人は好感が上がらない
第一印象を上げる方法、可愛い笑顔の作り方、会話上手になる方法など、より良い人間関係やモテ技術を研究している女性は多いのではないでしょうか。考えてみると、人に好かれるための条件の多くは『コミュニケーション』で占められています。
でも正直な話、色んなモテ技術をどんどん取り入れて実践するのって難しいなと感じませんか?
好感を持ってもらえる表情に態度に話し方に……と、あらゆる部分に意識を行き届かせようとすると、かえって相手との会話に集中できなくなってしまいますね。
あれこれ考えて緊張したり無表情になってしまうぐらいなら、方法をどれか1つに絞ってしまった方がよっぽど効果も上がるはずでしょう。
相談すると気にかけてもらえる存在になれる
『相談する』というコミュニケーションは、人と人の心理的距離を縮める効果があります。相談を受ける側の目線に立って考えてみるとおわかりいただけるかと思いますが、友達や後輩などから何かを相談されると、その後ずっと相手のことを気にかけるようになりますよね。
- 相談される前:普通の友達(後輩)
- 相談された後:気になる友達(後輩)
人の心理というのは不思議なもので、相談を受けた案件そのものが「どうなったかな…」と気になるだけでは終わらないことがよくあります。
「あの子、その後も頑張ってるかな…」とか「また悩んでないかな…」など、相談された内容が解決した後も何かと気にかかる存在になるということです。
相談するまでは、単なる『その他大勢の内の一人』だったはずが、相談したことがきっかけで相手にとって『気になる人』に昇格できるのであれば、友達らしい友達がなかなかできない人や現在片思い中だという人は、この方法を試してみない手はないでしょう。
気にかけてもらえる存在になることなしに、親友や恋人になれることはありませんよね。
仲良くなりたい相手に相談することで、相手との距離を近づけていきましょう。
人から相談されるのって嬉しい
誰かから相談を受けたことがある人なら経験がおありかと思いますが、人から相談されると理屈抜きに嬉しくなるものですね。まわりに色んな人がいる中で、自分が相談者として選んでもらえたという優越感や特別感。
そういった嬉しい感情を相手に味わわせてあげられるから、相談するという行為は自身の好感度アップにつながるのです。
誰かに相談されることによって、その人は「自分は頼れる存在だ」と感じたり、「自分の魅力や能力を認められた」という風に感じることができます。
何故なら、人は口が軽そうな人や頼りなさそうな人を相談相手には選ばないからです。
相談者として選ばれたことによって得られる優越感
- 私(俺)って頼りにされてるんだなー。
- 〃 は割と経験豊富だし、色々乗り越えてきたからなー。
- 〃 は人間的に信用されてるってことなのかも。
- 〃 は人に好かれるものを持ってるのかも。
- 〃 の賢さをわかってくれてるんだな。
- 〃 の優しさをわかってくれてるんだな。…etc
こちらが相談することで、相談された側の人は「自分は特別」という感情を持ちます。
また、相談を持ちかけてきた人のことも「特別」と思うようになります。
自分を頼ってきてくれたことが率直に嬉しいだけでなく、自分の魅力や能力を見抜いて相談してきてくれたことによって特別な人という感情が生まれるわけですね。
美味しいご馳走を食べたり、高収入が得られたり、人にとって嬉しいと思えることは沢山あります。
しかしその中でも、「人に認められることほど嬉しいことはない」と言われるほど、人が持つ承認欲求(認めてもらいたい欲求)というのは高いものなのです。
相談されることに飽き飽きしている人も…
相談することが人間関係にもたらす効果については説明させていただいた通りですが、世間には相談されるということに飽き飽きしている人もいますので、その点は注意が必要です。たとえばショップの店長やサブリーダー的な人や、会社組織で『長』が付く役職に就いている人々です(部長・課長・係長など)。
職場の中で責任者やまとめ役の地位にいる人というのは、毎日のように部下や後輩たちから「相談があるんですけど…」と言われ続けていますよね。
こういう立場の人たちがホッとできるのは、相談件数が減ったときや誰からも相談がないときです。
甘い物を沢山食べた人のところにスイーツを持って行っても喜ばれないのと同じで、相手によっては相談するという方法が好感につながらないことも頭の片隅に入れておきましょう。