
女のセックス事情
セックスしたくない!そんなときの対処法はコレ!
突然ですが、あなたはセックスは好きですか?セックスとは、愛する人との愛を確かめ合う手段のひとつ。
気持ちよいセックスができるに越したことはないですが、それ以上に大切なのは『好きな人とひとつになれる』という幸せな気持ちを得られるということ。
大好きな人とならば、たとえオーガズムに達することがなくても肌と肌を触れ合わせているだけでも幸せなものですよね。
それなのに、どうしてもセックスしたくない時ってありませんか?
セックスができないでいると『私はこの人のことを嫌いになってしまったのかな?』と不安になってしまうかもしれませんが、けっして思い詰めないでください。
『セックスしたくない』
このモヤモヤとした感情は、誰の中にもあるものなのです!
なにこれ!?好きなのに「したくない!」
彼のことは大好き。でも、どうしてもセックスしたくない、という気持ちは突然おとずれます。せっかく好きな人と結ばれたのに、どうしてもセックスに踏み込めないでいる人もいれば、今まで普通にセックスしていたはずなのに突然したくない、と思ってしまう人も。
理由や状況は様々ですが、そもそも何故セックスをしたくない、と思ってしまうのでしょうか。
その原因を洗い出してみましょう!
セックス=気持ち悪いもの
彼のことは大好きだけれども、セックスそのものに抵抗がある、という人の場合は、過去のトラウマや幼少期の教育が影響していることがあります。セックスを「汚いもの」や「動物的な行為」として教えられてきた場合、その固定観念をくつがえすことはなかなか困難です。
さらに、性的ないやがらせを受けた経験があったり、痴漢被害に遭ったことがあると、途端に男性とのセックスを汚いものとして認識してしまうことがあります。
身体をゆだねる恐怖
セックスはどうしても女性側に肉体的な負担が大きいのが特徴です。異物を体内に受け入れなければならないわけですから怖くて当然ですよね。
また、どんなに体位に気を使っていても男性に組み敷かれている、という状況は変えられません。
身を委ねるということは、何かあった時に無抵抗になってしまうということでもあります。
そういった不安や恐怖からセックスできないでいる女性もいます。
ホルモンバランスの乱れ
他にも、ストレスや不安要素があるとセックスをしたいという気持ち自体が芽生えないものです。仕事で疲れていたり、家庭や家族に悩み事があったりすれば、セックスに乗り気になれなくても致し方ありません。
また、女性の体には毎月生理があります。
エストロゲンやプロゲステロンといったホルモンが大きく影響してくるので、このホルモンバランスの乱れがセックスに対する意欲を低下させることがあります。
気持ちのすれ違い
セックスにおいてもっとも大切なのがお互いの気持ちです。セックスはお互いの愛を確かめるためのもっとも濃厚なスキンシップ。
些細なことであっても相手に不満があればセックスしたいとは思えなくなります。
セックスしたくないな、と思ったとき、あなたの胸の中でパートナーに対して何か引っかかることがないか考えてみてください。
喧嘩をするほどではなくとも、小さなすれ違いからセックスレスになるカップルはたくさん存在します。
好きな人を傷つけたくない!どうやってお断りする?
セックスしたくない、とあなたの心が訴えているときに無理をしても良いことはありません。女性の体は心と密接に繋がっているので、ちょっとでもストレスを感じれば濡れません。
乾いた状態でするセックスほど苦痛なものはありませんよね。
へたをすれば膣が傷ついて、更にセックスしたくない気持ちが募って悪循環になってしまうことも。
それに濡れていない膣に挿入するのは男性側も苦しいものです。
そういうときはお互いのためにもセックスをお休みすることが大事。
かと言って藪から棒に断っては角が立ちます。
とくに「セックス」というとてもナイーブな行為の拒否。
男性能力を否定された、と思われない断り方が大切です。
その1「No!と言うだけではNG」
断るにしても、なんでダメなのか、ということを伝えるようにしましょう。理由も言わずに手を振り払ったり距離をおいて寝たりするのは絶対にNGです。
①セックスに恐怖心がある場合
素直に怖い、と彼に伝えましょう。愛している人の心をいたわらない男性はいませんし、それでも強引に推し進めてくるような相手ならば捨てるのが吉です。
②気持ちが乗らない場合
生理前症候群やモヤモヤしている気持ちがあるということを素直に伝えるのもアリですが、その気持ちが伝えにくい場合は、体調不良を理由にしてみましょう。
ちょっと体がだるくて、と言って断る分には、ギスギスしてしまうことはないでしょう。
③気持ちのすれ違いがある場合
まずは、彼と話し合うことが先決。
どんな些細なことであれ、彼に対する不満があるなら、それをなあなあにして良いことはありません。
これからも一緒にいる相手ならば、一度、真剣に話し合いましょう。
その2「しっかり甘える」
セックスしたいと思っている男性に甘えて性欲を逆撫でしないの?と疑問に思うかもしれませんが、彼を誘惑するのと甘えるのとでは全く違います。最初のステップでセックスができない、ときちんと伝えられたなら、次にすることは『大好きだよ』という気持ちをきちんと彼にわかるかたちで伝えること。
- 抱きしめてもらう
- 撫でてもらう
- 優しいキスをしてもらう
- 体をさすってもらう
セックスできないからと言って、背中を向けあって眠る必要はないのですから、彼の腕の中で安らかに眠れるように甘えましょう。
その3「彼の気持ちも大事にしてあげて」
あなたに触れたい、あなたと繋がりたい、という思いは、あなたに対する彼の愛情の現れです。セックスを受け入れられない自分を必要以上に責める必要はありませんが、寂しい思いをさせてごめんね、という『思いやり』を忘れないようにしましょう。
デートであれキスであれ好きな人から断られたら、あなただって寂しいですよね。
ましてやそれがセックスというとても繊細な行為なら、なおのこと。
あなたに断られて彼が拗ねてしまったとしても、そんな彼を責めないであげましょう。
あなたのために我慢してくれたなら、そんな彼にはありがとうと伝えることが大事なのです。
その4「この日なら、大丈夫」
セックスしたくない理由が一過性のものならば、いつなら受け入れられそうか提案しましょう。トラウマや恐怖心など、すぐに超えられないような壁があるときはじっくりと自分と向き合う必要がありますが、気分のムラや肉体的疲労、精神的疲労が原因なら『来週』や『次のデートの時』など、少し幅を持たせたリスケジュールをするのが良いでしょう。
とは言え、今度はそのリスケジュールがプレッシャーになって、余計にナーバスになってしまうことも考えられるため、あまりこだわりすぎないことが大事!
「したくない!」を切り替えるには!?
『セックスしたくない』と一度でも思ってしまった心を切り替えることができるのか、不安に思うかもしれませんがこればかりはあなたの心次第。それに『セックスしたくない』という気持ちを無理やり乗り越えようとする必要はありません。
そうやって自分を追い詰めれば追い詰めるほどセックスは遠ざかっていくもの。
まずは自分の心と向き合うことから始めましょう。
トラウマ・固定観念が崩せない
セックスに対して心に深い傷を負っていたり、セックスは汚いもの、と思ってしまっている場合、その気持ちを自らの力で覆すのはなかなか難しいものです。まず、セックスに対する不安があるということを彼に理解してもらいましょう。
そして、彼を受け入れたい、という意思があるのならカウンセリングを考えてみてください。
心の問題は自分が思っている以上に根っこが深いものです。
セックスに対する恐怖や嫌悪感は人間の感情としてはごく自然なもの。恥じることはありません。
セックスを否定する自分を責めることなく、まずはそんな自分を受け入れて、一歩踏み出す勇気を持ってみましょう。
気分のムラには心のゆとりを
精神的に参っているときや肉体的に疲労が蓄積している時はホルモンバランスが大きく乱れている時です。そういう時は、かならず『自分だけの時間』を作ること。
どんなことでもいいのです。けれども、絶対に誰にも邪魔されない時間を作ってください。
たとえば、日の高いうちにアロマを焚いたお風呂にゆっくりつかってリラクゼーションミュージックをかけたり、好きな音楽を聴きながらウォーキングなどの軽い運動をしてみたり。
自分一人で楽しめるリラックスタイムを探してみてください。
そうすることでホルモンバランスは徐々に整っていきます。
彼に対する不満を話し合う時
もし彼に対する不満が少しでもあるならば、話し合うチャンスと思ってください。些細なすれ違いを放置すれば、いずれ大きな衝突になってしまうかもしれません。
その前にひざを突き合わせてお互いのひっかかりをさらしてみることが大事です。
話してみたら思いもよらない誤解があったり、あなた自身も自分を見直すいいきっかけになるかもしれません。
まとめ
セックスしたくない、という気持ちは決して不自然な感情ではありません。その感情の内側には様々な原因が潜んでいるものです。
大事なことは『セックスしたくない』という自分の感情に蓋をしないこと。
見て見ぬふりをしてセックスを避けるのではなく、まずはセックスしたくないと思う自分自身を受け入れてあげることが大切です。
そのうえで、
『セックスを断るときは彼を思いやること』
『セックスしたいという気持ちになるためには何が必要なのか』
を、自分の心とよく相談してみてください。
自分の心を知ることによって、あなたにとって一番良い道がきっと見つかるはずです。