会話中に意識して相手の名前を呼ぶだけで、コミュニケーションの質が上がる。

人間関係を深めたいときも、そして自分自身の存在感を発揮したいときも、コミュニケーション力は頼みの綱です。

恋人と喧嘩ばかりしてしまったときや、職場の人間関係に悩んだときなど、多くの人が一度ぐらいはコミュニケーションのコツをインターネットで調べたり、コミュニケーション関連の本を読んだりしたことがあるのではないでしょうか。

接客業においては、三十年も前から「お客さまとの会話中、何度も名前を呼ぶ」という手法が取り入れられています。

「お客さま」と呼びかけるよりも固有名詞で呼びかけた方が心理的距離はぐっと近くなります。

また、お得意さま(常連客)にとっては、ちゃんと名前で呼ばれるということに特別感を覚えるようです。

「会話中に名前を呼ぶ」方法は、商売という目的がない場においても様々な効果を発揮します。

交友関係をもっと広げたい、近所の人たちと仲良くしたい、気になる男性との距離を縮めたいなど、誰かと人間関係を築きたい人にはお勧めです。





コミュニケーションの質を高める1つめのコツは「共感」

人と人との会話が盛り上がるかどうかは、ふたりの間に共感できるものがあるか否かにとても左右されます。

共感できるものとは、たとえば「同じ映画を観た」「同じ俳優が好き」「共通の趣味がある」など、お互いが「それわかるー!」と言い合えるようなテーマがあるかということです。

共通のものさえ見つかれば、会話というのは面白いほど弾みます。

他にも盛り上がるネタは沢山ありますので、会話をするときは相手と自分との間に何か共通点がないかどうかを探っていくと良いと思います。

・故郷や出身校が同じ。

・職場がとても近い。

・会社は違うが職種が同じ。

・好きな食べ物が同じ。etc …





コミュニケーションの質を高める2つめのコツは「集中」

会話を盛り上げるには、自分と相手との間に共通点を見出すのがコツとなります。

但し、コミュニケーションの質を高めるためには、盛り上がる以前の段階で重要なポイントがあります。

それは、会話に対して「集中力」を持たせることです。

ここで失敗してしまうと、その後のコミュニケーションは非常に難しくなります。

たとえば、片手にリモコンを持ってテレビを何となく見ているときのことを想像してみてください。

視聴している人が番組に「集中できるかどうか」は、チャンネルを合わせて数十秒か数分程度で決まりますよね。

わずかな時間の間に、私たちは「これ面白そう!」と釘づけになることもあります。

逆に全く集中することなく、すぐにチャンネルを変えてしまうこともあります。

これは人と人が対面でコミュニケーションを取るときにも当てはまります。

・この人の話だったら、聞いてみたいな♪

・この人は面白そうな人だな!

相手をこのような気持ちにさせることができれば集中力は高まりますので、その後の会話も弾みやすくなります。





会話中に名前を呼ばれると集中力が高まる

会話がスタートしてすぐに相手の集中力を高める…というのは、有能なMCや芸人のように優れた話術がなければなかなか難しいものですね。

しかし、話しベタであっても素人であっても、簡単に相手の集中力を高められる方法があります。

それが、会話中に相手の名前を呼ぶという方法です。

名前は誰にとっても「長年付き合っているもの」ですね。

また、名前というのは「その人そのもの」を表す言葉でもあります。

よく新入社員研修などで顧客の名刺の扱い方を指導することがあるかと思いますが、そこで度々出てくるのが「名刺は相手の分身だと思って大切に扱いましょう」という言葉。

名前はその人そのものであり、名刺はその人の分身という考え方ですが、それほど名前というのは誰にとっても大切なものなのです。

あなたがスーパーや百貨店などで買物をしていたとき、遠くから「お客さま!」という声が聞こえてきた…という場面を想像してみてください。

では次に、同じシチュエーションで「そこのお姉さん!」と呼びかけられたと想像してみてください。

最後に、同じシチュエーションの中で「〇〇さん!」と名前で呼びかけられたのを想像してみましょう。

「お客さま」「お姉さん」「〇〇さん」…最もドキっとするのはどれでしょう。

恐らく、9割以上の方が名前を呼ばれたときだとお答えになるのではないでしょうか。

先ほども述べました通り、名前というのは長年その人そのものを表す言葉として付き合ってきています。

したがって会話中にも名前を呼ばれる度、相手は「自分に話しかけてきている」ということを認識し、無意識のうちに集中して話を聞くようになります。





「会話中に名前を呼ぶ手法」はプロもよく使う

ニュース番組でもお笑い番組でも、会話中に評論家やゲストの名前を呼ぶという手法を使っているMCはよく見かけます。

VTRを紹介したり、司会者としての疑問や見解を述べた後で、「これっておかしいですよねー、〇〇さん」と名指しで意見を求める方法です。

もしMCの人が「これっておかしいですよねー」とだけ言ったのであれば、参加者全員が何となくうなずくという結果になるかと思います。

しかしそのセリフに「〇〇さん」と名前が入った場合、名前を呼ばれた人は自分の集中力を総動員させて必死に自分の意見を言おうとしたり笑いを取ろうとしたりします。

また、この手法を使うと他の参加者たちの集中力も高まります。

「次に名前が呼ばれるのは自分かも知れない…」と思い、そうなったときのために真剣に話を聞くからです。

会話中に相手の名前を呼ぶというスキルは、1対1の人間関係が築きやすいだけでなく、多くの人たちにリーダーシップを発揮したいときにも効果的だと思います。


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