
代表ブログ
「ほぼ毎日」心斎橋本店のチャットルームに出勤する理由。現場を感じることが一番大事。
「事件は会議室で起きてんじゃない!」
「現場で起きてんだ!!」
「踊る大捜査線」THE MOVIE – 青島俊作
今年で起業して11年目になりますが、18才から13年間会社員として勤めていました。
今では代表取締役という肩書でお仕事していますが、会社員の時からの「現場第一主義」の感覚が抜けません。
抜いてはダメだ。とも思っています。
会社員時代にずっと思っていた事。
毎月行われる社員会議や半年に一度の社長面談。
成果や反省の業績報告や今後の改善点。
業績内容だけでなく、部下の成長や職場環境、働きやすさなど色んな事を議題に挙げていました。
でも、いつも感じる「違和感」。
「現場に全く来ない社長に、現場の悩み・改善・伸びしろは伝わっているのか?」
「現場に来ない社長が決める給料・評価は何を基準に決めているのか?」
「そもそも僕の考えや努力は社長に伝わっているのか?」
目に見える数字や結果。それももちろん評価対象だと思います。
しかし、会社の中では色んなポジションがあり、それぞれの大切な役割があります。
例えば、
目に見えて数字が分かる営業職。
数字では判断しにくい営業を支える事務職。
すぐに結果が出る部署。ゆっくり時間をかけて中長期的に成果が見えてくる部署。
数字では判断できない努力や、周りが気づかない陰でサポートしてくれてる人材。
それぞれの役割や責任感で組織は成り立っていると思います。
それはチャットルームの運営でも同じです。
社長には社長にしかできない仕事があります。
だから現場にも来ることができないのもわかります。
任せるからこそ、現場の人材が育つのもわかります。
僕自身も社長として
広告戦略・HP制作・事業説明、面談・FC店様との打合わせ
マニュアル制作・給与明細、請求書作成・振込・会計入力
日払い金準備、税理士さんや各お取引先様との打合わせ・・・
など、他にも自分にしかできない仕事はありますが、業績を伸ばし会社を支えてくれてる一番の土台は
「現場であることは絶対!!!」
だと思っています。
だからこそ、
できる限り毎日現場に入ろう。
洗濯、掃除、事務作業、精算、面接・・・自分にできる事は何でもしよう。
できる限りグループ全店に訪問しよう。
実際に現場で業務してこの目で見ないと、現場の悩みは同じ目線で分からない。
現場の雰囲気やスタッフたち、チャットレディの皆さんの表情は、現場でないと感じられない。
とは言っても、僕自身の反省も沢山あります。
1人でチャットルームを運営していた3年間に比べ、会社規模が大きくなるのに比例して社外での仕事も増えました。
日々の業務に追われ、現場にいる時間が減るとスタッフやチャットレディの皆さんと話す機会も減ります。
どうしてるかな?大丈夫かな?困ったことはないかな?
でも、現場のスタッフを信頼してるから大丈夫!!
そう思っていたとしても実際にスタッフ一人一人と話してみると、悩みや迷い、もっとこうしたい!など、日々の仕事の中でそれぞれ感じている事があります。
チャットレディの皆さんも、各々に悩みや思いがあります。
もっと早く話していたら、もっと早く解決できていたのに。
もっと早く感じているストレスを無くしてあげられたのに。
もっと早く今以上に仕事がしやすい仕組みを提案できたのに。
と、反省と後悔の繰り返し。
起業して10年以上経ちますが「社長としてはまだまだだ。」と、自身を見つめ直すタイミングは多いです。
でも、いつも通り「気づいたなら即行動!!」
自身のスケジュールの組み方を見直し、スタッフたちやチャットレディの皆さんの声に耳を傾けよう!
これに尽きます。
僕がずっと現場にいるから従業員の成長を緩めてるんじゃないか?
従業員が思い切った提案をしにくい環境にしてるんじゃないか?
組織作りに正解はないので色んな迷いはありますが、これだけは言い切れます。
スタッフに任せられないから僕が現場に出るんじゃない。
スタッフたちに100%の信頼を置いてるからこそ、共に現場で切磋琢磨していきたい!!
それは当店に在籍されているチャットレディの皆さんに対しても同じ気持ちです。
元々は普通の会社員。現場を離れて社長業に専念する。なんて性に合わない。そんな社長になりたくない。
ずっと貫いてきた自分のスタイル。
これから先、何歳になっても「現場第一主義」で在りたいと思っています。