「ちょっと、いいですか」──その一言が、いちばん嬉しい。
代表ブログ
mermaid 代表
公開日:2026年10月11日
先週。
新しい店舗のオープンに向けて、
宮崎県まで行ってきました。
人生で、初めての九州。
慣れない航空券を自分で取って、
一人で向かいました。
試行錯誤を重ねて、
作り込まれたチャットルーム。
清潔感のある、
きちんと整えられた、職場環境。
実際に、
その部屋を見せていただいて。
オーナーさんやスタッフさんに、
直接、お会いして。
その”本気”に触れて――
嬉しい気持ちと、同時に。
「マーメイドで店舗を開いて、よかった」
そう、この先の未来で、
感じていただけるようにしなくては。
そんな風に、
身の引き締まる思いでした。
やっぱり僕は、
直接会って、話すこと。
現場や、その街を、自分の足で歩いて、
この目で確かめて、感じること。
そういう時間が、好きなんです。
これからも大切にしたい。
改めて、そう思いました。
そして、この”直接会って、向き合う時間”を、
大切にしたいと思うのは、
店舗のことだけではありません。
毎日の現場で、
心斎橋本店のチャットレディのみなさんと話す時間も同じです。
一番、嬉しい相談
現場では、
いろんな相談を受けます。
「どうすれば、もっと上手く稼げますか」
「最近、思うようにいかなくて」
チャットのお仕事の相談を受けて、
一緒に考える時間も、
あとで一人になって考える時間も、たくさんあります。
そういう相談も、
もちろん嬉しい。
神様ではないので、
何でも解決策が出せるわけではありませんが、
上手くいく時も、いかない時も、
一緒に考えて、乗り越えていこうとする時間を、
おろそかにしたくないと思っています。
でも――
一番嬉しいと感じるのは、
チャットレディの仕事とは、関係のない相談をしてもらえた時です。
仕事じゃない、”その先”の話
私生活の、悩み。
これからの、将来のこと。
今、本業で頑張ろうとしていること。
転職して、新しい仕事に挑戦してみようか。
自分で、事業を始めてみようか。
そんなことを、
考えている女性もおられます。
現場で会う時だけじゃなく、
「ちょっと、相談できる時間ありますか?」
そう、連絡をもらって、
電話で話すこともあります。
話の内容によっては、
一度会って、
ご飯を食べながら、ゆっくり話すことも。
チャットの稼ぎ方の話じゃない。
その方の、人生の話です。
「どう思いますか?」と、聞かれて
転職して、
新しいことに挑戦してみようか。
そう考えている、ある女性とは、
電話で長い時間、話したこともあります。
「頑張りたい気持ちは、あります。」
「でも、率直な感想としてどう思いますか?」
そう、聞かれて。
僕は、
ただ「いいね、頑張って」とは、言えませんでした。
無責任に、背中を押すだけなら、
簡単です。
でも、その方の、
これから先が、かかってる話です。
軽い気持ちで「いいね」なんて、
言えません。
だから、
いいと思うところも、
正直、心配なところも、
思ったことを、そのまま伝えました。
自分で、事業を始めてみようか。
そう考えている、別の女性とは、
ご飯を食べながら話しました。
「自分でやるのが大変なのは、分かっているつもりです。」
「でも、実際にやってみて本当に大変だったこと、難しかったことって、どんなことですか」
「経営者として、一番大切にしていることって何ですか」
そう、聞かれて。
僕は、
うまくいった話じゃなく、
失敗した話を、たくさんしました。
全財産を、はたいて始めたこと。
初月で、地獄を見たこと。
今でも、迷いながらやっていること。
格好つけずに、ありのまま
こういう時、
僕が、いちばん大切にしていることがあります。
立派なことを、言おうとしない。
経営者っぽく、まとめようとしない。
ただ、等身大の自分として。
格好つけずに、ありのままに。
きれいにまとめた”正解”なんて、
その方の役には、立たないと思うからです。
本当に悩んでいる人に必要なのは、
立派な理屈じゃなくて、
僕が実際にやってみて、
しくじって、恥をかいて、
そうやって覚えた、泥くさいこと。
かっこ悪くても、本当のことだけ。
それを、そのまま渡す。
僕の話を聞いて役に立ったのか、
どう感じたのかは、本人にしか分かりません。
欲しい答えじゃなかった時も、
あるかもしれない。
でも、
僕自身が経験したこと、
感じてきたこと、
上手くいかなかったことを、ありのまま渡す。
それだけは、
ずっと、大切にしてきました。
一人で、抱えていたから
相談してもらえて、すごく嬉しかった。
たぶん、僕自身が、
相談できる人がいない心細さを知っているから、
そう感じたんだと思います。
この会社を始めたばかりの頃。
うまくいかないことばかりで、
でも、
誰にも相談できなくて。
全部、一人で抱えていました。
夜、不安で、
眠れないこともありました。
あの頃の僕は、
ただ、話を聞いてくれる人が一人ほしかった。
だからこそ、
今、誰かが僕を頼ってくれると、
あの頃の自分が、少しだけ救われるような気がします。
頼ってくれた、それだけで
僕が、大した回答を、
できているとは思いません。
話を聞くことしか、
できていないのかもしれない。
でも、
「誰かに、聞いてほしい」
そう思った、その時に。
たくさんの人がいる中で、
ふと、僕のことを思い出してくれた。
「この人に、話してみようかな」と、
思ってくれた。
その事実が、
僕にとって、何より嬉しいことです。
仕事を超えた、縁
しかも、
相談してくれるのは、
今、心斎橋本店でチャットレディをされている女性だけではありません。
もう何年も前に、
チャットレディの仕事を辞めた女性。
そんな方から、
「お久しぶりです。ちょっと話せる時間ありますか?」
と、連絡をもらうこともあります。
チャットレディという仕事での、
繋がりだけじゃなく。
それを超えて、
一人の人と人として、繋がっていられる。
その”縁”を、感じられた時。
これが、
この仕事をしていて、
いちばん、嬉しい瞬間かもしれません。
そして、きっと。
これは僕だけじゃない。
現場のスタッフたちも、
同じように感じてくれていると思っています。
どんなことでも、いい
もしかしたら。
「こんな私生活のこと、相談していいのかな」
そう、思っている方もいるかもしれません。
でも、
仕事のことじゃなくてもいい。
上手くまとまっていなくてもいい。
将来のこと。
家族のこと。
ただ、誰かに聞いてほしいこと。
そんな時に、
僕たちのことを思い出してもらえたら、
嬉しいです。
僕たちの会社は、
稼ぎの数字だけの場所じゃ、ない。
仕事をするだけの場所じゃ、ない。
そう思っています。
仕事のことも。
その先の、人生のことも。
一人で、抱えなくていい。
困った時や、
これからを考えたい時に。
頼れる人が近くにいる。
そんな場所に、
なっていきたいと思っています。
そして、
僕も困った時には、
みなさんに支えられながら、
一緒に良くなっていける場所でありたいです。
「ちょっと、いいですか」
その一言を、
僕も、スタッフたちも待っています。
そして、
僕が参っている時は。
「ちょっと、いいですか」って、言わせてください。
そこは“お互いさま”で、
お願いします。