チャットレディが確定申告をする際の注意点は？計算方法や手順を解説

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チャットレディを行っていく内に、コツを掴むと多くの収入を得ることでしょう。

しかし収入を得ることで「確定申告」が必要になってくることをご存じですか？

チャットレディとして働いている女性は、必ず知っていた方がよいです。

今回はチャットレディの確定申告について、詳しく紹介していきます。

チャットレディも基礎控除額を超えると確定申告が必要!

 基礎控除額を超える場合、チャットレディも確定申告が必要になってきます。

なぜならチャットレディとして得た収入は、税金が引かれていないからです。

チャットレディで働いている場合にも下記を支払う必要がありますよ。

税金を支払わなかった場合は、脱税となってしまうため、確定申告で本来納める必要がある税金の金額を計算しないといけません。

確定申告をしなければいけない基準とは、チャットレディで働いて得た「売上」ではなく、「所得」を指します。

しかしパフォーマーによっては所得に高低差があり、全員が必ず確定申告をしなければいけないということではありません。

所得となった収入全てから税金を計算するのではなく、税金の負担を軽くしてくれる「基礎控除」があります。

副業と本業で異なる!いくら稼いだら税金を支払わないといけないの？

 チャットレディでも実は副業としている人、本業としている人によって確定申告を行うボーダーが変わってくるのです。

副業と本業、それぞれいくら稼いだら税金を支払う必要があるのか説明していきましょう。

チャットレディを本業にしている場合

チャットレディを本業としている場合、所得が480,000円を超えると確定申告が必要になります。

収入から必要経費を引いて、基礎控除額の480,000円を超えた場合です。

納税の対象となるため、必ず確定申告をしましょう。

チャットレディを副業にしている場合

チャットレディを副業としている場合、所得が200,000円 を超えると確定申告が必要になります。

収入から経費を引いて、基礎控除額が200,000円を超えた場合です。

副業で確定申告をしないと、本業先にバレてしまうので注意しましょう。

 所得税・住民税の計算方法と払い方

 少し複雑な所得税・住民税の計算方法と払い方を説明していきます。

わかりやすく計算式も入れているため、実際に計算する参考にしてみてください。 

所得税の計算方法と支払い方

 所得税とは、1年間（1〜12月）に稼いだ所得に対して掛かる税金のことです。

所得税の計算式を説明します。

ただし所得税によって課税所得金額によって、税率が5〜最大45％まで変わる特徴があるため注意が必要です。

（出典：国税庁所得税の税率https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2260.htm/）

所得税の計算式の例

チャットレディとして得た売上が600,000円、かかった経費を100,000円の場合は下記のように計算します。

支払い方法は税金が確定した後、税務署から納付書が自宅に送られてくるため納付書を持って指定の場所で支払えます。

住民税の計算方法と支払い方

 住民税の計算方法を紹介しましょう。

特に副業としているチャットレディは本業にも関わる可能性があるため、しっかりと覚えておくとよいです。

「前年の総所得金額」とは、収入から必要経費を差し引いた金額です。

さらに社会保険に加入している場合、社会保険料などの所得控除額を引いた額に、住んでいる自治体の税率を乗算します。

ここでポイントが、納付方法を「普通徴収」にすると、自宅に納付書が届くため職場にバレるリスクが減ります。

忘れずにしっかりと「普通徴収」にチェックを入れましょう。

支払い方法は税金が確定した後、税務署から納付書が自宅に送られてくるため納付書を持って指定の場所で支払えます。

年間報酬1000万を超えると消費税を支払う必要あり!

チャットレディは控除額以上の所得を得たら、基本的には所得税と住民税を支払っておけば大丈夫です。

しかし年間報酬が1,000万円を超えた場合、さらに消費税も支払う必要が出てきます。

消費税の税率は10%で、売上に関して税率が発生するため1,000万円を超えた場合は注意しましょう。

必見!チャットレディで経費になりえるものは

チャットレディに関係してくる確定申告は、売上から必要経費を引いた後の所得額です。

所得額を計算するため、お仕事で経費になるものを知っておくことが重要になってきます。

チャットレディで必要経費となるものを紹介します。

 全てが経費として認められるわけではありませんが、チャットレディで使用した物に関しては経費として扱うことが可能です。

経費の説明ができるように領収書は取っておこう

確定申告の際に、経費として説明ができるようにしておかなければいけません。

経費にするためには、基本的に領収書が必要です。

1番早いのはチャットレディ専用のクレジットカードを作り、明細を見せるといいでしょう。

しかし万が一領収書がない場合は、領収書の代わりとなるモノが必要になります。

金額が明記されてきちんと説明できるものであれば、領収書として認められる可能性は高いです。

チャットレディ確定申告の流れを解説

 確定申告の流れを解説していきます。

注意点も合わせて紹介していくので、申告の流れと一緒に覚えていきましょう。

手順1:1年間の売上と経費を計算する

まずは、1月〜12月までのチャットレディとしての総売上を計算します。

（12月分の報酬で翌年の1月に振り込みの場合でも売上に加算して計算）

 ここで注意したいのが、チャットレディは手渡しや銀行振り込みが多いため、明細や源泉徴収票というものがありません。

日々、売上と経費をそれぞれの帳簿に記帳しておくとよいでしょう。

手順2:申請書を作成する

所得を計算して、基礎控除額を超えていた場合は確定申告の申請書を作成する必要があります。

また、確定申告の申請書には「白色申告」と「青色申告」があります。

それぞれにメリットとデメリットがあるため、自分が「白色申告」「青色申告」どちらに向いているのか事前に知っておきましょう。

青色申告と白色申告の特徴はこちら

手順3：確定申告書類を税務署に提出する

確定申告の書類の準備ができたら、税務署に提出します。

郵送でも可能で、税務署に直接持ち込むことも可能です。

ただし、確定申告の時期は窓口がとても混み合います。 

今はマイナンバーカードを利用した電子申請もでき、自宅から送ることができるため利用してみるのもいいでしょう。

手順4:納税があればお支払いする

 しばらくして納税の有無の手紙が届きます。

納税が必要な場合は納付書も一緒に送られてくるので、きちんとお支払いしましょう。

チャットレディの確定申告は白色申告・青色申告どちらがいいの

確定申告を行うときの白色申告・青色申告はどちらがいいのかわからないというチャットレディは少なくありません。 

結論から言うと、収入やスキルに応じて選ぶことが大切になります。

 白色申告の特徴と向いている人

 白色申告は簡易的な記帳が認められており、手続きも簡単なことが特徴です。

しかし税金に関しての優遇措置はとられていないことがデメリットとなります。

また手続きを簡単に済ませられることから、副業としているチャットレディに向いているでしょう。

 青色申告の特徴と向いている人

青色申告は最大65万円の特別控除が得られ、赤字も3年間繰り越すことが可能で、節税のメリットが大きいです。

しかしきっちりと記入された帳簿の提出が必要になり、記入漏れがあると脱税のリスクを負うことがデメリットとなります。

大きな収入がある本業のチャットレディに向いています。 

 確定申告をしないとどうなるの

 確定申告をしないとすぐに税務署から職員がやって来ることはありません。

しかし大きな金額の収入を得ているのに納税をしていないとなると、罰として高い追徴課税を支払う対象となります。

また追徴課税以外にも家族や本業にバレるというセットとなるため、確定申告をしっかりと行いましょう。

まとめ

 確定申告について詳しく解説しました。

チャットレディを本業にしている場合は48万円、チャットレディを副業としている場合は20万円の基礎控除額になるため、超える場合は確定申告が必要になってきます。

また確定申告には白色申告・青色申告があり、白色申告は簡易的な手続き。

青色申告は節税メリットを持つ手続きです。

脱税にならないためにも、本業・副業のチャットレディは確定申告は必ず行いましょう。