全財産150万円でチャットルーム開業。スタート初月で地獄を見ました。

31才で独立。
法人設立と同時にチャットレディプロダクション「マーメイド」を開業。

 

 

大阪市内のマンションの一室からのスタート。

20代はお金の遣い方もわかっておらず無駄遣いも多く、結婚、離婚、引っ越しも繰り返し実際に開業する際にあったのは残高150万円の口座だけ。

「この150万円で人生変えてやる!」

「上手くいかなければ一生工場でアルバイトをしよう!」

「3年間はすべてを1人でやりきる!」

と決意し、意気込みだけはありましたが、いざ始めてみると自分考えの甘さを痛感。

一瞬で地獄に突き落とされました。

 


マンションの初期費用、チャットルームの設備、ホームページ制作など、事業を始める上で最低限必要なものを揃えた段階で残高は50万円もない。

会社に売上げが入ってくるよりも、先にチャットレディの皆さんには日払いでお給料を支払う必要もある事に気づいた。

業界未経験なのに勢い任せで見通し、計画が甘すぎた。

開業初月で潰れるのではないかと、不安と恐ろしさで眠れませんでした。

 


でも、自分が決めて始めたこと。

何が何でも存続させようと思い、当時は人脈もありませんでしたが唯一の知り合いの社長に頼み込み、無理を言って全く別業種のお仕事を頂けることになりました。

資金的には少し余裕が出たものの、頂いたお仕事をこなすには毎日12時間は必要。

毎日納品するお仕事だったので、毎日の締め切りに間に合うように頂いたお仕事をやりながら、24時間年中無休のチャットルームの運営も行っていく同時進行の生活を1年続けました。

ゆっくり眠れる時間もない生活だったので、当時の記憶はほとんどありません。

でも、お仕事を頂き助けて頂いた社長には未だに恩しかありません!足を向けてなんて眠れません!ありがとうございます!!

 


そんな生活を続ける中でも、開業3か月目。

少しずつチャットレディの皆さんの在籍も増えていき、とても喜ばしいことではあったのですが、「チャットルームが足りない」という現実。

ルームを増やしたいがお金もない。どうしよう…。。。

もう誰にも頼れない。

「よし、腕時計を売ろう!」

「消費者金融に行こう!」

「さぁアコムへ行こう!!」

しか思いつかず、真っ先に動きました。

 


何とか資金を作り、同じマンション内にてチャットルームをもう一部屋借りました。

開業から半年ほど経ち、新たに借りたお部屋もチャットレディの皆さんで埋まってきたので、更にもう一部屋借りよう!と、お金に余裕もないのに新たにマンション契約。

半年と少しで合計9部屋のチャットルームに拡大。

自身の仕事部屋もすべてチャットルームにする必要があったので、開業2か月目から1年は脱衣所生活。

 


冷暖房もないお風呂の前の一畳ほどの脱衣所が仕事部屋&生活スペース。

靴箱から板を外し洗面台に設置。

PCとキーボードを置いて、椅子を持ってくれば完成。

1年以上脱衣所生活を続け、疲れ切って椅子では寝れない時は脱衣所の床で寝てました。

お布団なんて買ってる余裕もなかったです。

 


でも、半年と少しでチャットルームを9部屋に拡大できて

「このままどんどん大きくなっていける!」

「初月から地獄を見て、未だ洗面所生活だけどいい方向には進んでる!」

この気持ちと、当店がいいと思って通勤されているチャットレディの皆さんにもっと喜んでほしい!!の気持ちだけで取り組めていましたが、またまた「現実はそう簡単ではない」を痛感させられました。

 


チャットルームは9部屋に増え拡大したのに、業績が一向に伸びない。

今までと変わらない運営をしているはずなのになぜだ!?

何故だ!?なぜだ!?何故だ!?なぜだ!?

WHY!?WHY!?WHY!?WHY!?????

と、呪文のように唱える期間が数か月続きました。

 


この期間もものすごく苦しかったのと、事業縮小、撤退に進んでしまうんじゃないかという不安。

でも、考え考え考え考え考え考え考え抜いた結果、開業から丁度1年経とうとする時期に自分の中ですべての答えが出せました。

答えが出たなら即実行!!

 


苦しんだ中で自分なりに出した答え。

これをお話しだすと何時間かかるかわからないので次回ブログでお話したいと思います。

最後まで読んでくださってありがとうございました!