マイナス思考を克服。何も良いことがないのではなく、良いことに気づいていないだけ。

同じ現象を見ても、また同じ経験をした場合も、人の感じ方に大きく違いが出ることがあります。

たとえば夕立が来て大雨になったとき、「天気予報では晴れって言ってたくせに…」とイライラする人もいます。

一方で、「一雨降って涼しくなりそうだ」と予想外の雨を嬉しく思う人もいますね。

世の中、何でもかんでも良い方に考えるだけで上手く渡れるわけではありませんが、マイナス点にばかり目が行ってしまうと損をすることもあると思います。

もしかすると自分のまわりは楽しいことや素敵なことで満ち溢れているかも知れないのに、マイナス要素に気が取られることで気づけない可能性もあります。

今回はマイナス思考の克服の仕方について私なりに考えてみました。





幸福論の話

皆さんはイチローという野球選手をご存知かと思います。

日本の野球界で大活躍し、その後活躍の舞台をベースボールの本拠地であるアメリカに移したイチロー。

彼がどれほど凄い選手かということについては今さら説明の必要もありませんね。

彼は毎年シーズンオフの時期になると帰国しますが、その時期限定で日本のメディアにも登場してくれることがあります。

イチローのようなストイックな成功者といえば、『自分に厳しく』『そう簡単には満足しない人』というイメージがありますね。

しかしインタビュアーとの対談形式の番組で、イチローはこれらのイメージと真逆のことを語りました。

「自分に満足?します!します!」

…インタビュアーは非常に驚き、二度見ならぬ二度聞きをしていました。

イチローさんのような方は自分に満足することはないのかと思っていましたが、満足するんですか…と。

これに対する答えは、「毎回のように自分に満足しますよ」でした。

イチローは、自分に満足したり自分のことをカッコいいと思うということは、野球を続けていく上で大事なことだという主旨のこともその場で語っていました。

逆に、「もしもカッコ良くなくなったら引退します」という発言もしています。

「僕は腹が出たら引退すると思います。腹が出た野球選手はカッコ良くないですから…。」

自分の能力やカッコ良さ、そして自分のプレイというものに満足してこれたから、次の課題また次の課題へとチャレンジする意欲が沸き続けたのかも知れませんね。

アランという人は、『幸福論』としてこんな短い言葉を残しています。

成功したから、満足しているのではない。

満足していたから、成功したのだ。





「気持ち」は「思考」に左右されやすい

自分の人生を満喫したいと思ったとき、マイナス思考は時として足かせになってしまうことがあります。

マイナス点に目が行くことで不安や不満が募ってくるからですね。

…そうなると、気持ちもやっぱり下がってしまうのではないでしょうか。

気持ちというのはその人の思考の影響を大きく受けますので、楽しく人生を送るためにはマイナス思考を克服するというのも一つの大事な要素だと思います。





プラス点にもマイナス点にも目を向ける

マイナス思考の克服といっても、プラス思考に転換させることをおススメしたいわけではありません。

思考体系というのはその人の経験値であり、そう簡単に変えられるものでもないですね。

文系の人に「理数系の思考回路で考えなさい」と言っても無理があるように、マイナス思考の人に「これからはプラス思考で考えましょう」と言ってもやっぱり無理があります。

また、思考を無理やり変えるようなことをすれば、その人は持ち味が発揮できなくなってしまうことになるでしょう。

今回お伝えしたいと思っているのは、「マイナス点だけクローズアップして凝視していると、プラス点を見落とす危険性がありますよ」ということです。

マイナス点に目を向け、そのことを考えることは悪いことではありません。

但し、物事には必ずプラス点とマイナス点があります。

マイナス点のことばかり突き詰めて考えるのではなく、プラス点も見落とさずにちゃんと拾い上げてください…というのが、今お伝えしていることの主旨です。

オセロになぞらえて想像してみましょう。

プラス点が「白」でマイナス点が「黒」だとします。

オセロというゲームは、勝ったとしても負けたとしてもどちらか一色になって終わることはありません。

白か黒かのどちらかの数が「多い」という状態になるだけですね。

物事のプラス点・マイナス点というのも、これと同じだと考えてみてはいかがでしょうか。

完全にプラス点だけで覆いつくされることもないし、逆に完全にマイナス点一色になることもない…という捉え方です。

マイナス思考の人は2色のうち「黒」が気になるタイプの人かと思いますが、オセロ版の上に必ずある「白」にも注目することが一つの克服法になるといえます。

良い面も悪い面も見えるということは視野が広がるということですので、より正確に自分が置かれた環境を掴むことにもつながります。

また、白(プラス点)にも目を向けられるようになれば、黒(マイナス点)にばかり目が行っていた頃と違い、気持ちも沈みにくくなるのではないでしょうか。


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