
代表の独り言
「やめた方がいいでしょうか」と聞くくらいなら、最初からやめておくほうがいい。
仕事やプライベートなど、物事の大小は様々にせよ、人はあらゆる場面で選択と決断を迫られています。朝起きてからなにを食べるか、という毎日の些細な選択や、家を買うかどうかといった大きな決断まで、数えきれないほどの量を決断しています。
決断をすることは生きることと同じくらい人間の生活と一体なのです。
決断をすることはなぜ難しいのでしょうか。
それは、迷いがあるからです。
人それぞれ性格によっては迷う人、あまり迷わない人がいるかもしれませんが、人生で一回も迷った事がない人はいないですよね。
今回は、迷ったときにどうするのがベストなのかと、決断する時のポイントについてご紹介していきます。
迷いの原因は何かを突き止める
人はなぜ迷うのでしょうか。あなたが迷っている時、その迷いが何によって生じているのか、心の中を探ってみてください。
そこには必ず何か迷いとなる原因や要因、不安があるはずです。
迷う原因となるものが何もなければ、すぐにでも決断できますよね。
決断できないのは、不安がありやめたほうがいいかもしれないという本能からのサインかもしれません。
迷うならやめる
決断する時に、迷ってしまうようであればやめたほうがいいでしょう。なぜなら、前述した通り迷いが生じているという時点で、少なからず不安要素が存在しているということです。
もし不安要素を無視して決断したとしても、その不安要素は先々ずっとついて回ります。
迷う原因があるなら、最初からやらないほうが万が一失敗した時に後から後悔しなくて済みます。
やるという決断をするなら、不安要素を取り除いてからにするのが最も良い決断といえるでしょう。
迷った時の決断方法
もしどうしても迷ってしまった場合、どのようにして判断をすれば良いのでしょうか。簡単な例を挙げて説明します。 まず、何かを決断するときに
- やる理由
- やらない理由
この二つをリストアップしてください。
例えば、洋服を買う場合で考えてみましょう。
買う理由→新しい服が欲しい、自分に似合っていると思う、セール中だから
買わない理由→同じようなデザインの服を持っている、値段が高い、別にこの服が無くても困らない
リストアップすると、自分の思考が整理されます。
また、メリットとデメリットも明確化されます。
ポイントは、決断して失敗した場合でも、失うものが少ないほうを選ぶことです。
この服が仮に何十万円もする服だとしましょう。
リスクの度合いはかなり大きくなりますよね。
迷いがあるということは、「こうなってしまったらどうしよう」という不安が迷いを生んでいるのです。
決断することに迷いがあるなら、どちらを選べば自分は後悔しないか、スッキリするのかを慎重に検討してみてください。
どうしても決められないという場合は「決断しないということを決める」のも立派な決断のうちのひとつです。
無理に決断をせずに、自分にとって何がベストなのかを考えて行動してくださいね。
補足ですが、体調の悪いときや、心身のバランスが崩れているときは、正しい判断ができない可能性が大いにあります。
体のコンディションが悪いときには決断をせず、先送りにすることをおすすめします。
答えは最初から決まっている
他者に意見を求める時に、たまに「やめたほうがいいでしょうか」と言う人がいます。やめたほうがいいか聞くということは、当人の中で最初から答えは決まっていますよね。
ただ、自分のその決断を他人に後押ししてほしいということなのです。
これは言い方が悪くなるかもしれませんが、他人に責任転嫁しようとしているとも言えるでしょう。
そしてその決断が上手くいかなかったときに、どうしても支持をした人間に、多少の責任を押し付けたくなる気持ちが出てきますよね。
「あの時○○さん、やったほうがいいって言ってたじゃないですか」なんて言われようものなら、たまったもんじゃありません。
そもそも決断できる人は、他人に意見を聞いたりしないのです。
やめたほうがいいかも、と思っている要因がある、もしくは失うものが多いと予想される場合、人に聞く前にやめておくほうがまずは良いでしょう。
もしくは、不安の原因を取り除けるよう試行錯誤してみてください。
迷ってしまうと決断ができなくなり、他人に意見を求めたくなります。
しかし、結局最後に決めるのは自分です。
迷いと向き合って他者の意見に頼らず決断していける力は、人生における重要な決断力になるのです。
一度決断することを諦めたとしても、時期や環境が変わればまた違った選択ができるタイミングが来るかもしれません。
その時が来ればまた再考することができますので、タイミングを待つというのも一つの決断ですね。