
代表の独り言
相手の言動にイライラして言い返すと、結局相手と同じレベルになってしまう。
「争いは同じレベルの者同士の間でしか発生しない。」という話しをよく聞くことがあると思います。
さらに相手に不快感を与える言動をする人に対して、言い返すこと自体が無駄とも言われます。
そのように言われている理由と、同じレベルに落ちないようにするための対策を見ていきたいと思います。
争いは同レベルの者同士で勃発するといわれる理由
では、なぜ同じレベルにみられてしまうのか考えていきましょう。
①周囲の人からは同じ土俵に立っているようにみえるから。
常日頃から他人に対して不快感を与える言動をする人は、精神面が成長しておらず幼稚であることは間違いありません。
しかし、相手の根拠に欠ける子どもっぽい発言に対抗して言い返してしまうと、周囲の人が2人の言い争いを見た場合、相手と同じ目線で同じ土俵に立っているようにみえます。
そのため、不快感を与える発言をする人に対し我慢をすることができずに言い返すということは、実際はどうであれ同じレベルで対応していると思われてしまう可能性があります。
②相手の幼稚な発言に反論すると大人げなく感じるから。
相手の幼稚な発言に反論するということは、相手の言葉を受け止めてさらりと流すことが出来ないということです。
周囲の人からは、大人げない人であるように見られかねません。
言い返して同レベルだと思われないようにするための対策
相手の幼稚な言動によりイライラしてしまったらどうすればよいのでしょう。
いくつか対策をあげていきます。
①いやなことを言われても即座に反応しない。
すぐに反論してしまうと相手の思うつぼです。
根拠のない理不尽なことを言われた場合には、即座には反応せずに一呼吸置くようにすると効果的です。
頭に血が上りそうになるのを一旦抑えてから、冷静な最初の一言を発しましょう。
②口論の勝ち負けを考えない。
相手に一方的にいやなことを言われ、言い返さないでいるとなんだか負けたような気分になることもあるかと思います。
しかし決して負けたわけではなく、相手がひとりでヒートアップしているだけなのです。
言い返して同レベルに落ちない人こそが勝者です。
③他人の言葉でイライラするのは時間の無駄であると心得る。
相手の理不尽な言動に対してイライラすることがあると思います。
しかし、自分に一切非がないのですから、イライラすること事体が時間の無駄となります。
自分を不快にさせる相手からはささっとはなれて距離をとるようにしましょう。
人は十人十色で実年齢もさることながら精神年齢もバラバラです。
表面的な付き合いであればいざ知らず、心からすべての人と仲良くなれるというわけはないのです。
④否定も肯定もせずスルーする。
否定すると相手がヒートアップするのはわかりきっているので、否定文に使われるような「でも。」「しかし。」などの接続詞をなるべく使わないようにして話してみるとよいかもしれません。
⑤オウム返しをする
否定してさらに怒り出すという事態は想像しえますが、なかには肯定しているにも関わらずイライラをぶつけてくる人もいると思います。
そういう相手の場合は、相手の言葉をオウム返しにしましょう。
同じ言葉が返ってくるとは予想していないはずなので、面食らって相手の不快な言葉の攻撃が止まるかもしれません。
⑥言い返す必要があるのか一旦考える。
口論になりそうな状況の場合は、そもそも言い返す必要性があるのかどうかを一旦考えるようにしましょう。
必要もないのに相手のペースにのってしまっては、無駄な時間を使うことになってしまいます。
⑦発言の根拠を尋ねる。
理不尽な言葉を投げられた際には、その発言の根拠を尋ねてみるのも手です。
勢いで文句を言っている場合は、相手は虚を突かれて沈黙するかもしれません。
⑧あえて沈黙をする。
あえて沈黙することで、相手に自分が不快に思っていることをわかってもらいましょう。
不愉快な言動をする人は、が相手に不快を与える言動をしていることに気づいていない場合もあります。
自分が相手をイライラさせる側にならないための方法
同レベルに立たないようにするための対策を見てきましたが、自分が先に相手にイライラをぶつけてしまっては元も子もありません。
①他人にイライラをぶつけないように不愉快な気持ちは自身で昇華させる。
自分がとても不愉快なおもいをしたからといって相手にも同じような不愉快なおもいをさせようと、きつい言葉で当たる人もいますが、これこそ器の小さい人がやることです。
不愉快な気持ちも自分で受け止めて昇華させ、他人にイライラをぶつけないことも大切です。
まとめ
相手の言動にイライラして言い返すと、結局相手と同じレベルになっていると思われてしまう要因と、同じレベルに落ちてしまわないための対策をみてきましたがいかがでしたでしょうか。
日々生活をしていると、他人の理不尽な言葉を受けてイライラすることも多いと思いますが、周りの人から同レベルの争いをしていると思われないためにも、相手の挑発的な言動に反応しないようにすることが私は賢明と思います。