
代表の独り言
「人生は短い」この様な考えで毎日を過ごす方が充実した生き方ができる。
仕事をして食事をとるだけというような日々を送っていると、人は自分の生活に物足りなさを感じるようになります。「今日も頑張った!」と思うことはできても、「これで良し!」と思えなくてもどかしい…。
働き盛りの人たちの多くが抱える問題ではないでしょうか?
けれどこの問題は、人生の捉え方を少し変えることで解決の糸口が見えてくると私は思います。
それは、人生を長いと捉えるのではなく、人生は短いと捉えていくことと思っています。
スタートしなければゴールに近づくことはできない
ほとんどの人が『やらなければならないこと』と『やるべきこと』に追われながら、生活を送っています。
充実した生き方ができるかどうかは、その忙しい時間の隙間に『やりたいこと』を入れていけるか否かで決まると私は思っています。
「自分にはあまり時間がない」「人生は短い」という考えを持つと、毎日の充実感はこれまでと全く違ったものになってきます。
「なーんだ、ただの精神論か」と思うことなかれです。
人生を短いと捉えている人の多くは、何をするにもスタートを早く切る傾向があります。
どんな物事にもゴール(完了)というものがありますね。
そして当たり前のことながら、ゴールを目指すためには、まずスタートを切らなければなりません。
色んなことを片づけたり成し遂げたりしたいのなら、スタートを切るのは早いに越したことはないと私は思っています。
世界一ご長寿の国なのに「人生は短い」?!
日本は言わずと知れたご長寿大国ですね。
平均寿命の長さは世界一ですが、実際に長生きしてきたお年寄りの方が、自分の人生の長さをどう感じているのかというと…?
大勢のお爺ちゃん・お婆ちゃんがこんな感想を口にしています。
・「人生短かったなー。あっという間に年を取ってしまった。」
・「気が付いたら80歳を超えていた。」
・「自分でも(自分の年に)びっくりする。」
長生きしてきた方々の多くが、「人生は短い」という実感を持っているんですね。
「人生は短い」には2つの意味がある
先に紹介したように、長年生きてきた本人がはっきりと「人生は短い」と証言しているんですから、きっと人生は何年あったとしても短いと感じるものなのでしょうね。
ただ、お年を召した方々の意見をよく聞いてみると、「人生なんて短いよ」という言葉にはもう一つ意味があることがわかります。
①「人生は80年あっても90年あっても短いもんなんだよ」という意味。
②「人生のうち、やりたいことが何でもできる期間は思った以上に短いんだよ」という意味。
人生そのものも短いけど、自分の思い通りに体が付いてきてくれる年齢はさらに短いということですね。
年齢的なタイムリミットは、何にチャレンジしたいかによって違ってきますが、いずれにしても「人生における現役時代は、思った以上に短いものだ」と捉えておいた方が良さそうです。
どうすれば充実した生き方ができるのか
充実感というのは、自分の行動に納得し満足できたときに得られます。
一日の終わりに「今日の私は、凄く色んなことができたなー!」と実感できたときって、心が満ち足りますよね?
休みの日にやろうと思っていた用事を、前倒しで終わらせることができたとか。
いつか始めようと思っていた趣味を、今日思い切って始めてみたとか。
前々から気になっていた保険の見直しができたとか。
仕事も忙しかったしバタバタしたけど、それはそれとして他のこともきちんとこなせたと感じたり、以前から気になっていたことを片づけてスッキリした気分になったり。
そんな風に、充実感のある毎日を一日ずつ重ねていくことができれば、その人の生き方全体が充実したものになっていきます。
人生というのは、今日という短い一日の積み重ねですから…。
「僅差」が「大差」を生むという考え方
「人生は短い」と思って今日を過ごした人。
「人生はまだまだ、あと数十年もある」と思って今日を過ごした人。
両者の今日を比べたとき、その差は一見『僅かな差』にしか感じられないかも知れません。
仕事の行き帰りの通勤電車で、本を100ページ読んだ人。
行き帰りの電車では特に何もせず、外の景色をぼーっと眺めていたという人。
両者の『今日』という日を切り取って比べた場合、その差はたった100ページの知識の差でしかありません。
しかし、人生は今日という日の積み重ねですので、今日できそうだと感じることに僅かながらでもチャレンジしておく人というのは、時間の経過と共に、そうでない人に大きな差をつけていきます。
100ページという僅差は、数十日後・数ヶ月後には大差になっていきます。
『僅差が大差を生む』もしくは『僅差は大差』という考え方は、様々な場所でよく聞かれる言葉ですので、ご存知の方もいらっしゃるかも知れませんね。
人間誰しも弱い部分はあるし、怠けたいという気持ちもありますので、「私にはまだまだ時間がある」と考えてしまうと、なかなか「今日できることは今日やってしまおう」と奮起できませんよね。
しかし逆に、「私にはそんなに時間がない」「人生は短いんだ」と考えるようにすれば、きっと自ずと行動は変わっていくと私は考えます。