チャットレディの基礎知識
チャットレディが経費にできるものは?経費計上する際の注意点を解説
チャットレディの仕事で使うものが経費で落とせることを知っていましたか?
今まで仕方ないと購入していた金額が返ってくると嬉しいですよね。
でも何が経費になって、何がどれに該当するのかわからない人も少なくありません。
今回の記事では確定申告にも関わってくる、経費について紹介していきます。
思い当たるものはぜひ、経費として計上しましょう。
チャットレディは確定申告が必要
チャットレディで働いている場合、確定申告が必要です。
年間(1月〜12月)収入からどのくらいの税金を納めなければいけないか計算します。
では、確定申告が必要なチャットレディについてお答えしましょう。
- 本業として働いており、年間所得額が48万円を超える
- 副業として働いており、年間所得額が20万円を超える
以上に該当するチャットレディは確定申告が必要です。。
また、年間所得の計算方法は下記になります。
そのほか、確定申告の方法や細かな計算の仕方についてはチャットレディが確定申告をする際の注意点は?計算方法や手順を解説で詳しく紹介しています。
チャットレディが経費で落とすことのメリットは
チャットレディで働いている以上、仕事に関係するものは経費として落とすことが可能です。
経費の例としては、「チャットレディをするためにマイクを購入した」が当てはまります。
なぜならチャットレディを行うにあたって、必要となってくるためです。
仕事を行う上で、必要になる物は経費として落とすことが可能となります。
プライベートで使用するものは、経費として落とすことが認められません。
また収入を超える経費は、最終的に赤字となってしまうので注意しましょう。
【必見】チャットレディで経費にできる7項目
チャットレディの仕事で、大きく関わってくるものの中で何が経費となるのか。
特に重要な経費にできる7項目を、細かい注意点と共に説明していきましょう。
美容費や衣装費
チャットレディで働く時の衣装や、化粧品または美容室で使用した金額も「美容費」「衣装費」として経費で落とすことができます。
- ネイル用品
- 化粧品やマッサージオイル、カラコンなどのコンタクト用品、ウィッグ、サプリメントなど
- コスプレ衣装
- 美容室やエステ代など
チャットレディとして働くうえで必ず必要であると、証明できることが重要になります。
プライベートと仕事用にわけたクレジットカードが1番有効で、レシートにも記載しておくことがおすすめです。
ただし買い物中の飲食代は経費として落とせないため、プライベートのお金で支払いましょう。
通信費
チャットレディで働いている間のスマホ代やインターネット代(Wi-Fiなど)なども、「通信費」経費として落とすことが可能です。
仕事で使うためのスマホやパソコンの通信費も、全額経費にすることができます。
ただしプライベートと仕事で同じパソコンやスマホを使っている場合は、全額ではなく割合を計算して一部経費にすることしか認められません。
一部経費は使用時間などから計算して割り出すことが可能です。
消耗品費
仕事のチャットを行う際に使用する機材、カメラや照明器具などは「消耗品費」として経費で落とせます。
- イヤホン、マイク、スピーカー
- パソコン
- クッション、ベッド、ぬいぐるみなど
基本的にはチャットの画面に映るものは、消耗品になるので経費として計上が可能です。
ただし高額品になりやすいパソコンなどの機材は、消耗品ではなく資産として扱われます。
機材代が10万円以下の場合は一括で消耗品として経費計上が可能です。
10万円を超えるものは「減価償却」を行い、数年に渡って経費として計上する必要があります。
10万円を超える場合は、勘定項目がややこしくなるためなるべく10万円以下に抑えることがおすすめです。
新聞図書費
チャットレディで使用したもしくは関係する書籍は、「新聞図書費」として経費にすることができます。
- 漫画や自己啓発本
- 資料購入など
チャットレディの業務に関係があると、説明できる書籍以外の経費計上は難しいことを覚えておきましょう。
たとえば、競馬新聞などチャットレディ関係があってもプライベートにも関わってくると判断されかねません。
きちんと説明できる理由が必要です。
接待交際費や会議費
チャットレディ事務所のスタッフや同僚と行う、打ち合わせの際のカフェ代や食事代は「接待交際費」や「会議費」として経費で落とせます。
レシートや領収証に誰と食事をしたのかをしっかりと記載しておくと、確定申告の際に説明ができるでしょう。
ただし仕事中の休憩時間や業務外の飲食は、プライベートになるため経費で落とすことは不可能です。
また使われる金額が高額すぎると、怪しまれるため常識的な範囲の金額にすることも重要になります。
旅費交通費
事務所に通勤しているが交通費が支給されていない場合も、通勤するために使用した料金も「旅費交通費」として経費として計上が可能です。
タクシー代やマイカーでのガソリン代、公共交通機関のICカードを使用した場合は領収証が必要になるため、とっておきましょう。
当たり前ですが、交通費をもらっているのに黙って旅費交通費として計上した場合は不正となります。
家賃や水道光熱費
在宅のチャットレディのみに関係してくる、賃貸の場合の「家賃」や「水道光熱費」も一部経費として計上が可能です。
ただし固定費全てを経費にすることは難しく、30%の割合で経費にすることが基本的になります。
もしくは仕事をしている時間から計算したり、仕事で使うスペースの広さから計算したりして計上することも可能です。
チャットレディが経費計上する際の注意点は
経費計上を行う上で確実に大切なことがあります。
確定申告の際に税務署へ証明することが大前提なため、注意点と対処法などを合わせて説明していきましょう。
領収書を忘れずに保管しておく
確定申告の際に経費として計上したという証明になる領収証は、法律で保存義務があるため、しっかりと残し保管することが大切です。
- 白色申告…5年
- 青色申告…7年
また税務署に尋ねられた時のことを考えて、領収証書には「摘要」(てきよう)の欄に取引の内容を記載しておくといいでしょう。
万が一領収証を紛失した場合は、下記のもので代用が可能ですよ。
- クレジットカードの利用明細書
- 電子マネーやICカードの履歴
- 通帳記帳
- 納品書やメールなど
上記のものに日付と金額が載っていれば証明の代わりとなるため、説明と合わせて見せることができます。
仕事で使用するモノだけを経費にする
仕事に使うからと言って、プライベート目的でのモノは経費にできません。
特にチャットレディは仕事上、プライベートでも使えるものが多いため曖昧になりやすいです。
1番良い対策はチャットレディの仕事用とプライベート用で、カードやお金を分けることです。
必ず仕事だけで使用するモノを経費として計上しましょう。
経費と説明できるようにしておく
チャットレディは職種の中でも特に経費にできるものが幅広く、曖昧なものも多いため注意が必要になります。
仕事用と偽ってプライベート用の物を購入したりや、わざと高額な物を購入したりなど経費として不適切な行為が多い場合、悪質とみなされ税務署側からペナルティを課される恐れがあるでしょう。
ペナルティとは追加課税であり、最悪の場合収入以上の金額を徴収されます。
悪質だと判断をされないためにも、経費の説明がきちんとできるようにしておきましょう。
確定申告が分からない場合は事務所に聞くのがおすすめ
確定申告はある程度の知識が必要になってきます。
また経費として計上していいのか、曖昧に感じてしまった場合や疑問を感じて、わからない場合などは事務所に聞くことがおすすめです。
事務所も経営主なため、経理には詳しく教えてくれます。
また在宅で働くチャットレディも、税務署の窓口で直接聞いて見ることもできるため利用していきましょう。
まとめ
今回、経費について詳しく説明しました。
確定申告時には、経費と認められるように必ずレシートや領収書の保管をしましょう。
紛失してしまった場合は、クレジットカードの利用明細書や納品書もしくは通帳記帳で証明が可能です。
税務署から聞かれた際にしっかりと説明できるようにしておきましょう。
また、経費は全てを計上できるのではなく、仕事に関係するものに限ります。
プライベートと共同している場合は、割合を計算して計上が必要です。
今一度、チャットレディで使用するために購入したレシートなどを見直してみましょう。