目に見えない価値に気づく|パキポディウム育成で学ぶ「当たり前を当たり前と思わない心」
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mermaid 代表
2025年8月15日

目に見えない価値に気づく——
我が家の小さなジャングル。
70種類以上の観葉植物たちと過ごす毎日は、驚きと発見の連続です。
特に塊根植物パキポディウムとの出会いや成長を見守る中で、普段「当たり前」と思っていたことが決して当たり前ではないことに気づきました。
今回は、そんな僕の体験を通して日常や仕事にも活かせる学びをシェアしたいと思います。
塊根植物から学ぶ環境適応の力
パキポディウム・グラキリス(写真左)
パキポディウム・恵比寿大黒(写真右)
写真は、我が家で育てている塊根植物「パキポディウム」です。
マダガスカルや南アフリカ原産の、トゲを持つ塊根植物(コーデックス)で、
乾燥地帯でも生きられるように水分を幹や根に蓄えるため、肥大した姿が特徴です。
環境に合わせて進化する植物って、本当にすごいですよね。
少しゴツゴツした印象の塊根植物ですが、春から初夏にかけてはレモン色の可愛らしい花も咲かせます♡
この可愛いパキポディウムを、どんな鉢に入れてあげるか考えるのも楽しみの一つ。
我が家のパキポディウムは、「裂紋技法」で知られる陶芸作家・宮本果林さんの鉢に植えて、大切に可愛がっています。
園芸店で気づく、目に見えない価値
このような塊根植物は、一般的な園芸店ではなかなか手に入りません。
僕は、大阪の少し辺鄙な場所にある園芸店で購入しました。
ビニールハウスが何棟も連なり、そこはまさにジャングル!
数えきれないほどの植物が所狭しと並び、通路は体を横向きにしないと通れないほどぎっしりです。
何百、何千とある植物の中から、“この子!”と思える植物に巡り合えるかどうか…。
ジャングルのようなビニールハウスの中で感じる、そんなドキドキも楽しみの一つです。
価格の裏にある努力に気づく
正直、塊根植物は一般的な観葉植物よりも高価です。
「なんでこんなに高いの?」
「もう少し安ければ…」
最初はそう思っていましたが、植物のことを知れば知るほど、値段にも納得がいきます。
このパキポディウムのような輸入植物は、国の検疫を通す必要があります。
根が土に埋まったままだと病害虫や土壌病原菌が問題になる場合があるため、
土を落とし、根を切った状態で輸入されます。
ということは、日本に届いてからも、根を生やすように管理し、育てる必要があります。
マダガスカルと日本では環境が大きく異なるため、光・水・温度・土・栄養など、様々な要素を考慮しながら、根を生やし元気に育つよう時間をかけてじっくり管理するのです。
園芸店のプロが管理しても、うまく根を生やさないこともあります。
そのような園芸店の労力もあってこその値段設定。
物の価値は見える部分だけではなく、その裏での時間と努力によって生まれる。
目に見えない部分での価値を改めて考えさせられました。
当たり前は当たり前ではない
振り返ってみると、20代の若かったころは、就職先やアルバイト先への不平不満が多かったです。
今思えば、「どの立場で何言ってんの?」という感じですね。
僕が使う机や備品。
従業員が働きやすいように、会社が考えて準備してくれているものに対しても、何の感謝もなく「当たり前」と思っていました。
でも、その「当たり前は当たり前じゃない」のです。
自分の知らないところで、働きやすさを考えて誰かが試行錯誤し、用意してくれている。
普段、買い物や食事に行ったときも同じ。
単に商品の値段だけではなく、提供されるまでには様々な人の働きがあります。
目に見えるものだけが全てではない。
植物を通して、忘れてはいけない大切なことを思い出させてもらったと感じています。
在籍女性に感謝
今、マーメイドに在籍されているチャットレディの皆さん。
毎日一緒に働くスタッフや、グループ店の皆さん。
今この環境で、一緒にお仕事ができていることを「当たり前」と思ってはいけないと改めて痛感します。
他の職業や、他のチャットルームもある中で、当店を選んでいただけていることに心から感謝しています。
ありがとうございます!!
皆さんと毎日一緒に仕事ができることに慣れることなく、
植物を通して学んだ『当たり前ではない価値』を日々の仕事でも忘れずに、
チャットレディの皆さんやスタッフへの感謝を大切にしたいです。
そして、
「マーメイドで良かった♪」
と感じていただけるよう、スタッフ一同これからも努めて参りたいと思っています。
引き続きよろしくお願いします(ᴗˬᴗ)•.¸¸♡
毎日たくさんの“いいね”ありがとうございます!
レア演出を見つけた際は、ぜひ教えてくださいね♪